「猫のお告げは樹の下で」 青山美智子 著
タイトルの「猫」に惹かれて手に取った本です。猫本というには猫の登場が少ないですが、物語の大切な役割を担っているのは、ミクジという不思議な猫です。
年齢も、置かれている立場も違う7人。ミクジは、そんな7人それぞれの晴れない心に寄り添い、導いてくれます。
1章ごとに、やさしい気持ちになれました。
気負うことなく、やわらかな空気感を楽しみながら読み進められる本だと思います。
「猫のお告げは樹の下で」を気に入られた方には、青山美智子さんの1作目「木曜日にはココアを」もおすすめです。こちらもきっと、やさしい気持ちになれると♪