先日開催された日本字臨床獣医学フォーラムの中に、デンタルケアについてのセミナー「デンタルホームケアの正しいケアと間違ったケア(とだ動物病院・戸田功先生)」があり受講しました。
犬猫の歯についてのセミナーは、去年のフォーラムにも。やはり、歯は重要なテーマなのです。
去年は、奥田綾子先生の「麻酔をせずに歯石をとる?」でした。
猫も歯周病を発症することはよく知られていますが、歯茎の中で進行するので、私たちにはなかなかわかりません。こわいですよね。口臭がある場合は、要注意です。
歯周病が進行すると、歯を支える骨がなくなっていきます。そうすると、顎が骨折しやすくなるそうです。奥田先生も戸田先生も、歯を支える土台がなくなった状態のおそろしい画像を見せてくださいました。
口の中だけでなく、歯に近い部位で疾患が起きることもあるようです。目では結膜炎、鼻では膿がたまることが・・・。歯周病菌が血液に入ると、様々な病気を引き起こす可能性があります。
そんなこわい歯周病予防には、日ごろのケアが大切です!
今回、戸田先生はデンタルホームケアについて詳しく教えてくださいました。
■表面ではなく、歯周ポケットの中の菌を除去
大切なのは、歯の表面の汚れをとることではなく、歯周ポケット(健康な状態の時は歯肉溝と呼ぶそうです)の嫌気性の細菌を除去すること。酸素を入れてあげるとよいそうです。それには、歯ブラシによるブラッシングが適しています。
ガーゼで磨くだけでは歯肉溝まで届かず、歯周病の予防にはならないそうです。ガーゼは、補助的な意味や、楽しんでやるにはよいかも・・・と、おっしゃっていました。
ジェルなどは、それだけでなく歯ブラシとセットで使うとよいとか。(口の中に入れるものなので、個人的には化学薬品が入ったジェルは・・・)
歯ブラシで歯周ポケットの菌を出し、飲んでも安全なもので口の中の環境をよくする・・・。
思い浮かんだのは、nekomonoで取り扱っているデンタルケア製品、シグワンの
歯ブラシ+
ハミガキサプリです。このコンビはやっぱりオススメ!と、セミナー中、一人嬉しくなりました。
以下はセミナーの中で教えてくださった、ハミガキを習得するためのステップです。ステップ毎に約1週間ずつ、あせらず辛抱強く上っていくとハミガキ成功の道にたどり着けるかも・・・!
step1
口に触る
step2
歯に触る
step3
濡らした歯ブラシで歯に触る
step4
口は開けず、皮膚をめくって切歯、犬歯から
step5
犬歯を裏からブラッシング
step6
口を開け、奥の歯の内側までブラッシング
step7
歯周ポケットを意識したブラッシング
このハミガキの仕方は、とだ動物病院のページにも掲載されています。
■とだ動物病院
正しい歯のケアの仕方それから、無麻酔で歯石をとるのはデメリットが大きいようです。奥田先生によると、
・水、歯石、プラークを誤嚥する危険がある
・粘膜や歯を傷つけたり、骨折などの事故が発生する可能性がある
・治療後、恐怖感でホームケアができなくなる
戸田先生も、麻酔事故は10万件に1件くらいだとおっしゃっていました。
事故は0ではありません。どちらのデメリットがより大きいか、よく考えて選びたいですね。
でもまず、麻酔をかけることにならないよう、歯周病にならないよう、ハミガキハミガキ♪です。
私も、さぼっていた猫ノア部長のハミガキ、再開です。
・・・・・サ・イ・カ・イ?(猫ノア)
*参考 日本字臨床獣医学フォーラム
2012年9月「麻酔をせずに歯石をとる?(奥田綾子先生)」
2013年9月「デンタルホームケアの正しいケアと間違ったケア(戸田功先生)」
* ブログランキング表示ここから */>
クリックで応援いただけると、うれしいデス。(猫ノア)
nekomonoへは、コチラから↓
* ブログランキング表示ここまで */>
posted by nekomono at 11:01
|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
猫の生活
|
|