皆さまは、もうお気づきでしょう。猫ノア部長のしっぽが、短いことを・・・。そしてこのしっぽ、触ると少し曲がっていることがわかります。
のぞき見に没頭・・・

切っちゃったの?産まれた時に折れちゃったの?と、聞かれることがあります。
ある種の犬たちと違って、猫には断尾(T-T)の習慣はありません。また、産まれた時に曲がったのでもありません。れっきとした(?)、親からの遺伝です。
短いしっぽが特徴の「ジャパニーズボブテイル」という猫種がいます。特定して繁殖できることからも、短いしっぽは遺伝・・・ということがわかります。
短いしっぽの猫は、西洋にはあまりいないようですが、日本にはたくさんいますよね。これについては諸説あるようですが、通説を簡単にまとめると、短いしっぽの遺伝子を持った猫が日本へ入り、そこへ
猫又伝説が後押しして増えた・・・といったところでしょうか。
日本が島国だということも関係あるとか。大陸と違って、島国では遺伝子のプールが限られてしまうのだそうです。
話は飛びますが、日本のイエネコは、もともと日本にいたヤマネコと、DNAが違うようです。祖先が違うのですね。イエネコは、リビアヤマネコ、ヤマネコは、ベンガルヤマネコ、といわれています。姿も違いますものね。日本のヤマネコは、耳の先が丸くて胴長短足(日本人と同じ!)。
猫又は、吉田兼好の「徒然草」をはじめ、古い書物に数多く登場しています。「徒然草」の100年ほど前には、藤原定家が自身の日記に、「猫胯(ねこまた)」という猫に似た怪獣の話を記しています。この「猫胯(ねこまた)」が変化していって、猫又になったのでしょうか。
一方、尾曲がり猫と言えば、長崎に多いという話があり、こんな楽しい学会が♪
■日本「長崎ねこ」学会
http://www.nagasakineko.com/index.htmlただ、今も活動されているのかは不明です。
実は、今までの猫たちはみんな、シュッとまっすぐの長い尾で、短いのはノアが初めてでした。最初は違和感を覚えたのですが、今は、長いしっぽの方に違和感を・・・。慣れってすごいですね。
短くても、ちゃんと感情を表してくれる、楽しいしっぽです。
ボクのしっぽが、何か・・・?

*参考
CATS、不思議猫の日本史、ツシマヤマネコなど
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posted by nekomono at 10:21
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猫の雑学
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